盆提灯の豆知識

【盆提灯の飾る場所】
盆提灯を飾る場所は、精霊棚(盆棚)の前、もしくは仏壇の前に飾るのが基本です。
新盆用の白提灯は、玄関や部屋の窓際、仏壇の前などに吊るします。

【盆提灯の購入時期】
盆提灯の購入時期は、お盆の時に用いるので6月から8月の購入が中心となりますが、一年を通して購入することができます。
いつご用意されても大丈夫です。

【盆提灯の飾る数】
盆提灯を飾る数は、特に決まりはありません。
スペースがある場合は、たくさんの盆提灯を飾る風習の地域もあります。

飾る単位としては一対が基本となっていますので、一対で飾るのが理想です。
しかし、スペースの問題もありますので、飾る場所が狭いときには一つだけでも大丈夫です。

【盆提灯の購入する人】
盆提灯は、地域によっては親戚の人が贈る風習が強いところもありますが、ご自分で用意されても、贈られても、どちらでも構いません。
ただし新盆用の白提灯は、身内の方が用意するものです。

【家紋入り盆提灯】
家紋入り盆提灯の場合には、家紋を入れる製作期間が必要となります。
2週間くらいかかりますので、早めに手配された方がよいでしょう。

【盆提灯の飾る時期】
盆提灯を飾る時期は、7月のお盆の場合は7月初めから、8月のお盆の場合は8月初めから飾っても大丈夫です。
片付けるのは、お盆が明ける17日以降ということになります。

【盆提灯の点灯時間】
盆提灯は夕方から点灯するのが基本です。
現在の盆提灯は、ほとんどが電気灯、あるいは電池灯で安全性も高いので、長時間点灯していても大丈夫ですが、適宜スイッチを切るようにします。

基本的には、夜を中心とした点灯とし、お盆の間は必要に応じて昼間も点灯したらよいでしょう。
ローソクで火を灯した場合は、危険ですのでその場所を離れないでください。

【盆提灯の火袋】
盆提灯の明かりが灯る部分を火袋(ひぶくろ)といいます。
火袋には絹を張った製品と紙を張った製品とがあります。

一般に、絹張りの製品は光りが通過しやすく明るい雰囲気で、紙張りの製品は幽玄な雰囲気となります。
絹張りには二重張りの製品があり、内張り・外張りの二重の火袋となり、より柔らかい光りのイメージとなります。

【盆提灯の歴史】
盆提灯は、お盆の時に屋内や屋外で使う提灯の総称で、盆灯籠と呼ぶこともあります。

盆提灯は先祖の霊を家に迎えるための灯火で、藤原定家の日記「明月記」の1230年(寛喜2年)の7月14日の条には「近年民家にて今夜長竿をたて、そのさきに燈楼の如きものをつけ、紙をはり、燈をあげて、遠近これあり。逐年その数多く、流星ににたり」という記述があります。

ここで言う長竿の燈楼とはいわゆる高灯籠のことであり、鎌倉時代には既に灯籠を使用した精霊迎えが行われていたことが分かります。
高灯籠は屋外のものですが、屋内用の盆提灯はさらに古い時代から使われていたという説もあります。


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